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OUGHT S/S 2016

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Model : Remi (BE NATURAL)
Photography : Hirama Takashi
Art Direction / Design : Nao Harada
Location : debolbe Studio & Warehouse (debolbe.com)

OUGHTの2016年春夏カタログ。

昨季に続き、今回もちょっとした光と影の妙のようなモノを求め、ふわっとしたイメージにまたしても実験要素を持たせつつ、夏過ぎない春の陽気感とプールサイドのような水辺のキラキラ感をどうにか出せないかなと。最終的に僕がイメージしているものはコレだろうと平間さんが用意してくれたオプティカルスポットを使い試行錯誤の結果、さらに表紙のみ平間さんが洗い出したポラロイドのネガ(!)をスキャンというさらなる実験的かつ面白い質感も加わり、さりげなく少し普通では終わらない何かに辿り着けたのかなと。

http://www.oughtclothes.org/

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全くのノンウォッシュで履いていたOughtのデニムも良い加減洗う頃かと洗ってみたら、良い感じになってきました。やはりデニムは育ててなんぼです。

OUGHT F/W 2015

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Model : Remi (BE NATURAL)
Photography : Hirama Takashi
Art Direction / Design : Nao Harada
Location : debolbe Studio & Warehouse (debolbe.com)

OUGHTの2015年秋冬カタログ。

長袖Tシャツで使われているHOBOの代名詞とも言える貨車のドローイングを描いた事もあって、今回コンセプト的にイメージしたのは、(そんなシーンが実際にあるのか分からないけれど)林の中でゆっくり進んでいる貨車に乗り込む人、的な。いわゆる freight-hopping。

ということで暗めを目指しつつも被写体に木洩れ日が当たってるような何か影で遊びのあるモノが作れたら良いなと、そこでなんとなく使えそうかなと思いついたのはカモフラージュネット。上手くいかなかったら普通に撮ろうということであとは平間さんの照明テクニックを頼りにやってみました。結果、控えめながらもコントラストのある影がテクスチャー感を作りだして独特の質感がじんわりと浮かび上がったような和らいだ仕上がりになったのかなと。

フィルムを使用した撮影は、個人的にはなんというかデジタルへの抗い、みたいなものも以前は多少なりあったのですが、実際の工程自体はデジタル作業だらけでもあるし、アナログな手法に固執しているというよりも最近ではそのフィルムの質感以上に好きなのが現場での空気感。デジタルでテスト撮影が出来て保険で撮っておく事も簡単にできてる上で、イメージを決めてからのカメラマンである平間さんにあとは全任せで現像にドキドキしているのが楽しいというか、イメージを超えてあがってくる写真を使えるのも楽しみだったり。フィルムが当たり前の頃には自分はこういう仕事は出来ていなかったのもあり、ちょっとしたプレイともいえそうですが。

何年か前からoughtのカタログづくりに参加するようになってから今まではあくまでヘルパー的な立ち位置でいようというところでしたが、グラフィックデザイン含め自由気ままにやらせてもらいながら自分の表現の中でも核たる部分に今は感じているところで、あえて表記しないのもあれかなと今回から自分の名前も入れたというのが個人的な小さな変化。

http://www.oughtclothes.org/

OUGHT S/S 2015

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OUGHTの2015年春夏カタログ。
今回はどんな生き方を選んでも必要不可欠な「食」を絡めたコンセプト。

(”全て”の生物が食べる必要は無いにしても…)それが出来なければその生命の維持に関わる問題であるし、貧富を問わず誰しもが常に腹に入れるモノを工面せねばならないわけですが、そこには当然食の選択や味の追求というものも日常的に行われているわけで、それは一般的にこれだけ食文化や食にまつわる経済が大きく発展しているという事を見てもとれるように、「食」は単なる生命維持の本能的なプログラムのみならず、これはきっと快楽や生きてる目的の一つと言えよう、blah blah blah…

そんな理も分からず独りグルグルと考え出すとあまりに根源的すぎて脳ミソは悲鳴をあげるだけで、つまりはこの強引な紐づけ作文もままならず。ただとにかくこの人間社会で明日へとつながる食料をどういう手段にせよゲットし続けるのは基本原則、しかしそれだけの日々のルーティーンワークと化した食生活を送っているだけではちょっと面白くない、そして生きてる限り時間もお金も費やす対象でもある以上は何かもう少し欲しい。個人的にはそれこそ衣食住のみならず全ての物事に関して思うことですが、「金を出せば良い」でもないし、「美味しければ良い」でもない。そこはまた一つOUGHTの掲げる基本コンセプト「Nothing More, Nothing Less.(それ以上でもなく、それ以下でもなく)」にも通じる部分があるのかなと。禅問答のようだけれど、「なぜ人参?」という疑問が立つのであれば、「なぜ食べる?」もまた然り。この時として当然を当然視しないというグルグルとした思考をふまえつつ、今回はその「当然性」と同時に生活に彩りをもたらす「食」というモノの要素を少し加えることで、OUGHTらしいHOBO感に日常的なライフスタイルを掛け合わせてみました。要はその「当然なモノ」で彩りを添えた普通の画作りです。

僕のごたくはそこそこに、OUGHTのカタログ制作に僕が関わり出した2011年秋冬から続けてきたハガキサイズ。こじんまりと輪っかでつながりDIY感の漂っていたそのスタイルも振り返れば9シーズンほど続けて来ていましたが、今回様々なタイミングや理由を含んだ”頃合い”というモノもあり、以前のサイズよりも一回りほど大きくし(それでも小さいですが…)普通に中綴じへと仕様変更、変わらずオフセットの上質紙では表現しきれませんが、平間さんによる写真もまたフィルムに戻り、粒子の味わい深い仕上がりかなと。

Model : Remi (BE NATURAL)
Photography : Hirama Takashi
Hair : Musumi Miura
Location : debolbe Studio & Warehouse (debolbe.com)

http://www.oughtclothes.org/

AREth 2014

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AREthの2014年カラーがindyvisualなど各種取扱店で販売開始となりました。

今回は生産の工場やら時期が分かれたというのもあって新モデルなどは出てきていませんが、今回はネーミングともに気に入っている色はmodel “I lace”のAzukiです。もともと白ソールか黒かガムソール(年々ガムソールが増加傾向…)を基本的に使用していますが、Azukiはソールに珍しく色をつけていたり。もちろん履きやすいのは黒かネイビーだったりもしますが…。

ちなみにカタログを作っていたのは確か2〜3月頃のはずでしたが、今回はそのとき表紙用に撮影した白黒写真にあわせて、AREthにゆかりのある写真家の方々の写真でリニューアルされたAREthのWEBサイトのトップページにスライドさせています。リリースのタイミング以外ではあまりアップデートされることのないAREthのサイトですが、今後はこのスライドなどはたまに変わっていく気配です。。。

OUGHT F/W 2014

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暗く、黒く、とにかく暗く。

今年の春夏のときには兎にも角にも明るく、白を飛ばすイメージでやった反動も手伝ってか、今回の秋冬はグラフィックデザインからのコンセプトから来てる部分も大きいけれど、漠然と背景を真っ暗にしたいぐらいに思っていました。最初はどこかお化けの出そうなトンネルでの撮影なんてのも探りつつ、最終的には背面からプロジェクターを当ててのスタジオ撮りに。
時間も限られてる中撮影前の数日間に、夜中に街中で適当に撮影した映像素材を最近覚えたAfter Effectsを使っていじっては、シャッターを切るまでは画が全く分からない手探り状態の作業に不安も覚えつつ、テストシューティングも出来ない超実験的な流れに。さすがに今回は状況的にもフィルムは使えずデジタルのみでの撮影でした。そして仕上がり画が全く見えてなかったからこそ、その暗闇の中から偶然性によってつくり出される写真の数々。ある程度ギリギリのラインで服のわかる写真を選んだつもりですが、さらなる雰囲気重視でいけばもっと実験的というか前衛的というのか、面白い写真もたくさんありましたし、もしかしたらindyvisual店頭では使われるカモ?です。

しかしこの暗さ、だいぶ攻め過ぎかも、そんなことが印刷があがって来た後ですら脳裏をよぎりつつ、口にも出しつつ、ただもはやそもそも大多数に向けた物を作っているわけではないので、この暗闇の中にはそれを知る人にしか見えないモノがあるのかなとは思っています。その言葉には幾つかの含みを持たせつつ。
己のエゴとも言えますがあくまで表現にこだわりメインである服やモデルを見せること以上に雰囲気を重視し、そうすることで視覚的であると同時に、むしろそれ以上の感覚的な方向性でスタイルの表現ができていれば良いなと。

ただ今回印刷の方は諸事情色々というのもあり、いつも使っている紙質では彩度やら細かい明るさの階調がデジタル画像に比べると、っていう点もあり、ですが、思えば漠然としたイメージのときはむしろ刷り上がった方のトーンだったかもしれないなと。実験的な作業はやはりそれなりの緊張感を伴いつつも改めて面白いなと思いました。

Model: カイル・ギブソン
Photography: Hirama Takashi
Hair: Nobuaki Yamazumi (www.ade-salon.com)

http://www.oughtclothes.org/