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Keep Wandering



2005年、英語もあまり喋れないまま初めて訪れたアメリカで、たまたま縁もありLAのダウンタウンで行われるMargaret Kilgallenの展示を観に行く機会があり、目当てにしてたトミーゲレロの演奏が先だったか後だったか、その時上映されたのがHoboのグラフィティを取り上げたドキュメンタリーで、英語が分からず半分ぐらいしかその時は理解できなかったのもあり今となっては内容もあまり覚えていないけれど、このホームレス文化かっこいい、そんな程度に無知なりに魅了されたものでした。

当時の写真が何か残ってないかなと探しているうちに、ちょっと懐古的な気分になりながら同時に時間の流れの速さを感じる反面、未だ仮想通貨を持つことも無い自分の10年経っても大して変化もしない価値観やスタンスを再確認しつつ、Keep Wanderingということで、ただ邁進すべし、というコンセプトのもとに、Buffalo Nickelのバッファローをモチーフに。

“Keep Wandering” Tシャツ – Indyvisual
“Keep Wandering” スタッフバッグ – Indyvisual

http://www.oughtclothes.org/

Think Less, Sleep Tight.

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時として、思案することが色々あればあるほど、次の日が早ければ早いほど、目をつぶればつぶるほど、頭の中はグルグルと思考が行ったり来たりとなかなか寝付けない、とか。
むしろ頭は冴えわたり新たなブレークスルーが生み出される、なんていうこともありつつ、ただ翌日が寝不足では生産性が落ちてしまうので、あまり考え過ぎずにとりあえず寝ておいた方が良い、という意味合いで。春だし、ほがらかに。

なんとなくのHobo感で納屋をイメージ的に連結させつつも、ドラマのウォーキング・デッドでの納屋で寝てるイメージとか明日に備えて寝ておけ的なところにも軽くインスパイアされていたり。当然納屋で寝るよりは綺麗なベッドの上で寝たいものですが。

“THINK LESS SLEEP TIGHT” Tシャツ – Indyvisual
“THINK LESS SLEEP TIGHT” アイマスク&巾着 – Indyvisual

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OUGHT S/S 2017

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Model : Remi (BE NATURAL)
Photography : Hirama Takashi
Art Direction / Design : Nao Harada
Hair : Masumi Miura
Location : debolbe Studio & Warehouse (debolbe.com)

OUGHTの2017年春夏カタログ。

いつものメンツでいつものスタジオということで毎度何かしら1アイディアや変化を取り入れようと、前回は懲りずに暗く分かりにくく表現した分、今回はただシンプルに。ある種の退屈さもありますがそれはそれとして、淡白なアプローチとして。

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プリズム感

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今年は少しその体裁を変えつつも、今年で5回目となるAREthの冬の恒例行事、AREth Camp(キャンプという名のライブイベント)。

これまでこのイベントに対してはなんとなくの宇宙寄りなイメージを勝手に作ってきましたが、今年は「AIが作り出した白馬のイメージ」をテーマにしてみました。といってもDEEP DREAMのようなサイケでもなく特殊な手法をやってみたわけでもなく、実際はPhotoshopでチャチャっと系で、背景をアフターのプラグインでキラキラに作ってみたりとか、コンピュータで遊びつつ。

昔はデジタルな処理があまり好きになれず、PCで簡単に描けてしまう直線や丸とか三角とかもあまり好きになれず、最終的にはデジタルな工程をいくらでも踏みまくるにしても、何かと手描き感とか素材の生っぽさみたいなのを自分なりに大事にして来たつもりで。ただ最近はそういうのもだいぶ無くなり、むしろ正三角形って素敵ね、ぐらいに柔軟になって色々やっていきたいなあと思うこの頃。

Dream Session Welcome Party / AREth Camp 2017

OUGHT F/W 2016

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Model : Remi (BE NATURAL)
Photography : Hirama Takashi
Art Direction / Design : Nao Harada
Hair : Miyuki Saito
Location : debolbe Studio & Warehouse (debolbe.com)

OUGHTの2016年秋冬カタログ。

今回はモデルの背面を青黒く落としたいなと、ただし後ろに紙とかは使えなかったので、照明が届かなくなる一歩手前にスモークが浮遊していることで真っ黒に落ちることなく程よい暗さを表現できるのではと、勢いで焚いてみました。
焚こうと思い立ったのが直前過ぎて液体を手に入れることが出来なかったので今回は一般的なスモークでしたが、狙いとしてはスモーキーというよりフォグ感。冬の朝もやのような、寒さと憂が漂っているような、そんな雰囲気が表現できればと。

奇をてらうことなくシンプルな定番ものを作り続けているOUGHTは、オシャレボーイズには物足りないであろう普通さと着やすさが何よりの魅力なのかなと。それはいかにもファッションくさいファッションではなく、ライフスタイルという軽いワードでもなく、何を表しているのかといえばそれはスタンスの提示かなと思います。なんて自分の人生観と勝手に重ねつつ。

そんな定番アイテムを地道に作り続けているOUGHTも今季はいつもより意識的に新たな変化を取り入れてたりとする中で、やはり昨日できたことを今日もやるだけでなく、こうして懲りずに少しでも実験的な撮影が出来たのは自らを頭打ちにしないためにも良かったのかなと。

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