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Unfindable Tee

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久しぶりに作ったTシャツは、いつものやや胡散臭いコンセプト付けから解放されるべく導き出した「コンセプトを見出さない」をテーマに、意図がありそうでない、でも結局は何かしらある、けれど大事ではない、というような曖昧な物に。

昔からほとんど作ったことがなかった白黒オンリーというのも、淡白で、含みの無い感じを意識して。

実際何がUnfindableって、そもそもこのTシャツが世のほぼ全ての人には見つからない、なんていうシンプルな意味もあったりしつつ。それはそれとして、Tシャツに付随するもしくは(無いはずの)コンセプトを補間するためのアニメーションも遊び半分実験半分、ガス抜きのような日頃のイメージやアイディアの放出も兼ねて制作。

最終的にはPremiereとAfterEffectsなくして僕は何もできませんが、iPadでアニメーションを描き、iPhoneで適当に音を出し、遊び心というより本当に遊んだだけで。実験的要素として去年こしらえた自作のマクロレンズで撮った映像をベースにしつつ、最終的にアニメーションをかぶせてしまったのでそこはあまり見えてこないけれど、とにかく手の届く範囲でのDIY精神に則り。

“Unfindable” Tee

4,800円(税抜)
ブラック, ホワイト
S, M, L, XL

http://store.indyvisual.org/?pid=105936833

Apple Pencil Case

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3ヶ月ほど前、Flashを用いた手描きベースのアニメーション制作という案件を受けるにあたって、長年PC上では常にAppleの純正マウスのみ使っていたわけだけれど作業を始めた途端これでは任務を遂行出来ないと即断、iPad Proのでかい方を買いにApple Storeへと急行したわけでした。

Pencilの描き心地は言うまでもなく良質で、Wacomの液タブなど使ったことも無いので比較しようは無いけれど個人的にiPadというよりAdobeの液タブという位置付けで使ってるようなイメージで、アニメーション案件の後も何かと多用してはそのiPadの可能性というか、紙にこだわっていた自分には人生で3度目ぐらいのデジタル革新が起きたような、何かこれで面白いことをしないといけないような軽い強迫観念にも駆られつつ、最近はSunday PainterならぬSunday AnimatorのごとくiPadのみで手描きアニメーションを作ってみようと試みつつ。

しかしながら、問題はPencilありきでiPadを手に入れたその瞬間からPencilの行き場が無い、ということ。いまだに検索しても良いモノは見当たらないけれど、とりあえずこれはもう自作した方が事は早いなとAdobe Sketchでイメージを起こし、革製品を手がける友人に製作を依頼し、最近出来上がりました。

ポイントは、安定したフラット感と、出し入れの容易さ。売ったら売れるんじゃないかとか少しばかり思いつつ、一点のみのカスタムオーダーというのがやっぱり満足感というか、今後もオーダーメイドをすることで新たな方向性が産まれるような、そんな可能性を感じつつ。

Wood Pot Painting

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久しぶりのペインティング。庭師である友人から引越し祝いにもらった、このとにかくかっこいい植物を入れるために。

タイトルやコンセプトはほぼ無く、ほぼほぼ日々のストレス発散の対象というか、ほぼほぼ何の脈絡もない蛇足の集まりのような、最近の自分の心情を表すひとつながりの異空間、のような、イメージ。

最近は色んな理由からペインティングする機会も時間もなくなり、数年前までぐらいは単純に好きなことといえば絵を描くこととスケートボードかなとか思っていたはずだけれど、気がつけば最近他にやりたいと思うこととかが増える一方で、あまりやらなくなったその両者。モチベーションが下がってるわけでもなく、一つの老化現象なのかもしれないけれど、自分の中の様々なベクトルが以前と違った方向に伸びたり縮んだりニョキニョキと変化しているような感じで。

220 x 240 mm
acrylic on wood pot

Yamikumo Tee

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闇雲に作ったレンズと、闇雲に作ったアニメーション。そこからこのただ歩く下半身を胸元に入れたぐらいのシンプルなTシャツを作りたいなと結構前に思い立つも、それだけだとコンセプトがちょっと弱いなとしばらくアイディアを寝かせていたところ、ある日学校か温泉の下駄箱みたいなところで小さな扉を次から次へと開けては閉め何かを探し続けひたすら探し続け、何も見つからず最後にはそもそも探し物など無かったのでは?いったい何を探していたのかも分からない、という夢を見たことを思い出し、これだとばかりに「DO NOT SEEK」と入れてみました。

なんとなく物事に答えを求めがちになってしまったり、自分なりの答えが出たつもりでもその答え自体が自分の狭い経験や思考のみから来てしまったりと、きっとそんなんではダメなんだろうなと、答えを求めない、という答えに結果行き着いてしまった訳ですが…。
そんなことを考えながら同時に、明確なビジョンは持つべきなのか、なんて考えたり、でもやはりそこも現時点での狭い視野や低い経験値から見据えた小さなビジョンや既にお手本のように存在するビジョンなどを追いかけるよりも、まだ知らない闇の一歩先へ行く事で見えてくる景色的な、そんなのがある、闇雲万歳、というのが真のコンセプト。

“Yamikumo” Tee

4,800円(税抜)
アッシュ, スレート
XS, S, M, L, XL

http://store.indyvisual.org/?pid=93279674

Everything Cook & Curry

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辻堂にあるカレー屋さん「Minami Curry」のロゴデザインを店主のタイジくんから依頼されて作ったのがいつだったか、それにロゴを入れてTシャツを作ろうと話したのは去年の春頃だったか、、、ようやくこの夏、出来上がりました。

バックプリントの”Everything Cook & Curry”はタイジくんからのリクエスト、意味合い的にはパトワ語で「大丈夫、気にすんな」とのこと。そしてカレーと言えば、コブラ。コブラと言えば…。

Tシャツと言えば、10年以上前に遊びでTシャツをつくりたくてWRECKSというモノを始めて、ひょんなことからOught / Indyvisualの遠矢さんとつながり、それ以来ブランドっぽく見立てたり展開してみたり。もちろん何を出しても売れるというような状態だったら違っていたかもしれませんが、年々「物」としてのモノを作る気持ちやモチベーションも下がってきて、さらにはスタンスは違えど量販店や百貨店などで季節ごとに入れ替わり立ち替わり溢れ返る物の数々を見るだけでお腹もいっぱいになってしまい、最近はoughtとAREthもやってるし自分の描いた物やデザインした物を身近な所で見るにも着るにもちょっとあれば十分だなあとか思う昨今、でしたが、実際はクライアントワークで他にも色々Tシャツなどは作ったりし続けていたりも、しますが、今回これをやっててTシャツを作る単純な楽しさを思い出し、何かまた作りたいなあと久しぶりに余計な考えも無く自然と思えたのも個人的な収穫でした。やっぱり何事にも単純な楽しさを感じられるかどうかが一番の動機になりうるのかなと。

とは言え、facebookとかinstagramも一切やめてしまったので、身の回りに宣伝というレベルどころかこういうとき友達にすら伝達しにくい、なんて時代遅れな不便さも感じつつ。このブログが自分に残された唯一のインターネット上の手段。

インターネットと言えば、僕はここ最近「インターネットが地震より怖い」っていうのを口癖にしていたけれど、10年以上前に出てたという糸井重里さんの「インターネット的 (PHP文庫)」が最近話題と目にしたので、「ほぼ日」はあまり見ていなかったのですが、MOTHERの人はいったいインターネットをどう捉えていたのかなあと気になって買ってみました。まだ半分ぐらいしか読んでいないので分かりませんが、どちらかというとインターネットというのはあくまで切り口で、内容は社会学的な?印象というか、自分の親世代の先人でこういう大人がこういう業界にいるんだなあと知れただけでも何か安心できたというか、漠然とした色んな疑問や不安に対するヒントも鏤められてるように感じました。まだ、半分しか読んでいませんが。

全然違う話になってしまいましたが、EVERYTHING COOK & CURRY.

Minami Curry / ミナミカレー
神奈川県藤沢市辻堂5丁目20−16
0466-77-6731